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まだ風の冷たい1月17日(水) Fleur Deco 木花 で中国茶のレクチャーが開催されました。 先生は中国茶芸師の資格をお持ちの片平智子さん。 以下はレクチャーの概要です。 中国茶(学名:カメリアシモンシス)の原産地は 中国西南地区―雲南省、貴州省、四川省。 茶樹は6.7千年前から存在しています。 宋~元代までは上流階級のみに普及していましたが 明~清代に庶民にも普及しました。 茶葉の分類(六大茶+一) ● 緑茶 最もポピュラーで生産量の7割をしめる。 非発酵茶。新芽を原料として、熱処理する。 良い香りと、すっきりした味。 ● 白茶 軽度発酵茶。白毫(白い産毛)のごく若い新芽を原料とする。 ● 黄茶 緑茶と同様の加熱後、醗酵させ茶葉を黄色く変色させる。 ● 青茶 半醗酵茶。烏龍茶が属する。 ● 紅茶 新芽を原料とする。完全発酵。 ●黒茶 後醗酵茶。普洱茶(普洱=雲南省の茶産地名)。 緊圧茶も多い。 ★ 花茶 香りのある花を茶葉と一緒に貯蔵して 香りを吸収させた茶葉。 ↑クリックすると地図がもう少し鮮明に見えます。 当日片平さんがお持ち下さった品茶用のお茶 西湖龍井 (せいころんじん) 分類: 緑茶 不醗酵茶 産地: 浙江省杭州 扁平状の茶葉。新芽のため茶葉は小さめ。 安渓鉄観音 分類: 青茶 半醗酵茶 産地: 福建省安渓県 玉状に近く強く捻られた茶葉。ずしりと重い。 東方美人 分類: 青茶 半醗酵茶 産地: 台湾 ゆるめに捻られた茶葉。 白毫(ペコ)が混じる。濃い茶褐色。 祁門工夫 (きーもんくふう) 分類: 紅茶 全醗酵茶 産地: 安徴省 強く捻られていて細長い形状。茶葉は黒色 私の一番のお気に入りは西湖龍井。 もちろん他のお茶もとっても美味しかった。 片平さん、お茶の入れ方がとってもお上手です。 お茶の種類によって、最適温度がかわります。 そして、一番興味深かったお話は、中国では緑茶が最もポピュラーで、 生産量の7割は緑茶であるという事。 地域によっては、日本で中国のお茶として有名になっている 烏龍茶を飲んだ事のない中国人がたくさんいるそうです。 片平さんのお知り合いの中国人留学生の方は 日本に来てはじめて烏龍茶を飲んだそうです。 そして、中国では冷たいお茶を飲む習慣がないので、 日本でペットボトル入りの冷たいウーロン茶が 売られているのを見てびっくりなさっていたそう。 烏龍茶を知らない中国人がいるなんて 私の方こそびっくり(・・?) エッ です。 色々な種類の中国茶を楽しませていただきました。 中国茶を飲む事を品茶というそうです。 そしてしめくくりに、藤田先生が長崎から取り寄せて下さった 長崎角煮饅頭を頂きましたが、このお饅頭中国茶にとっても合います。 いつものように、ゆったりとした時間が流れていきます。 中国茶の香りに満たされた、 しあわせな、しあわせなひと時でした。
by akkiki-mummy
| 2006-03-15 15:22
| Culture & Arts
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